保険金申請の成功を導く秘訣とは?
火災保険は、火災のほか風災や水害など自然災害の発生が原因による損害に対して補償が受けられるものです。万が一、自宅が災害に遭ったとき、保険会社に保険金の申請をしたいが、どうやって、どれから手を付けて良いのか分からない。という方が少なからずいらっしゃいます。
ここでは、そのような場合に備えて、事前に保険金の申請先や方法、及び申請する上での注意点をご紹介します。
火災保険の申請を依頼するには
自然災害や人為的過失により、建物や家財に損害が生じた場合に火災保険を申請すると、被害状況に応じた保険金が下りる場合があります。
火災保険申請に必要な書類として、調査報告書と見積書及び保険金請求書があります。保険金請求書は必ず契約者本人が書いてもらうしかありませんが、調査報告書と見積書は外注、つまり業者に依頼する方法があります。
自力で完結させる
原則、火災保険申請は契約者本人と保険会社との間でやりとりをしなければなりません。例外として、弁護士が「代行」という形で申請業務を行えます。
申請するには、調査報告書と見積書が必要となります。調査報告書は被害状況が分かるように写真を添付するほか、状況を説明する文書を記載しなければなりません。
ご自身で申請作業する場合には、調査報告書と見積書を作成する必要があります。調査報告書には、被害を見つけた場合には、写真を撮っておき、どのような被害を受けたか、被害を受けたことにより今後どのような支障をきたすか、等を記載しなければなりません。
見積書は、被害箇所を修復するための費用を計算した額や材料等を記載します。
代理店に依頼する
調査報告書と見積書は代理店が作成してくれますが、事故受け付け等の保険会社とのやりとりは契約者本人が行います。
代理店は、保険会社とどういう関係にあるかで保険金に変化が生じる場合がありますので、理解した上で依頼することをおすすめします。
火災保険申請サポート業者へ依頼する
申請サポート業者も代理店同様、調査報告書と見積書を作成してくれます。
ただし、業者によっては成功報酬金が高いところで40%台となっており、また、違約金も高額です。しかし、何も被害が見つからなくても、見つかってもお客様の懐が痛むわけではありません。
理由は、「無料」で調査すると謳ってますし、被害が見つかり申請した結果、ゼロ査定であっても「無料」で済みます。
また、保険金が下りた場合でも、そこから成功報酬金を支払えば良いので、解約金を払ってまで止める理由は考えづらいと思います。
弊社へ依頼する
弊社も申請サポート業者ではありますが、調査の段階から「有料」とさせていただいております。理由は、単なる一過性の調査に留まらず、調査したデータを管理するとともに、被害が発生した場合に調査段階の写真と比較することで、保険金の下りる確率を高めるのが狙いです。
また、建物の現状を知るために、各項目の沿った点検を行い、「住まいのカルテ」として調査結果を作成し、一つの文書形式にまとめ、それをお客様に提示することにより安心感を与えるのも目的としています。
依頼時の注意点
ご自身で申請すると費用は掛かりませんが、その分手間暇がかかります。
逆に、代理店やサポート業者に依頼すると、手間暇はさほど掛からず、しかも被害が確認されなかった場合は、「無料」で調査を行ってくれるサポート業者がほとんどなので、安心して任せられるでしょう。
被害が確認され、保険申請して保険金が下りた場合は、その額の30~40%が成功報酬金としてサポート業者に支払うことになります。
申請サポート業者に依頼するときの業者選定方法としては、ネット経由が主流と思われますが、保険金でリフォーム工事を請け負うといった業者もおり、注意が必要です。
また、成功報酬金や違約金が高く設定している業者もあります。安ければ良いわけではありませんが、その辺りも情報収取して検討してみてはいかがでしょうか。
各申請サポート会社一覧
多くの火災保険申請サポート業者は、被害が無い場合は調査費用は無料で、被害が見つかり、保険会社へ申請したが査定がゼロであった場合でも無料です。つまり、火災保険金が保険会社からお客様へ支払いがない限りは、調査費用は無料となります。
保険金が下りた場合のみ、成功報酬金をお支払いするシステムです。成功報酬金も保険金が入金された後の支払いとなるので、口座に振り込まれた保険金の中からお支払いすれば良く、わざわざ捻出することはしなくて済みます。
下記に各申請サポート業者の案内を掲載しました。保険申請をお考えの方は、この中からお選びいただくと、保険金申請がスムーズにいくかも知れません。
まとめ
火災保険申請には、特別な知識は必要としませんが、簡単な作業ではありません。調査報告書や見積書といった必要書類を揃えなければならないのと、それを作成するのに時間が掛かりますし、少し複雑な作業になります。
やや面倒な調査報告書や見積書の作成は、普段から業務で作成に馴れているサポート業者に依頼するのが効率が良いと思います。
ただし、申請サポート業者に調査を依頼しても損害箇所が見つからなければ「無料」ですが、損害箇所が見つかり、保険申請も認められて保険金が下りた場合は、その額の30~40%を成功報酬金として支払わなければなりません。
当社では、被害箇所があってもなくても有料で承っております。しかし、その分お客様へのアフターフォローは十分勤めさせていただきます。ですので、被害がないと思っていても、定期的に点検するのも悪くはないと思います。
ただ単に見てもらうだけ、或いは被害箇所を見てもらう、いずれにしても「無料」で見てもらいたい場合は、ネット等からサポート業者を選ぶと良いでしょう。